「還暦っていつ祝うの?」「還暦祝いの相場は?」
還暦を迎える両親や知人が身近にいる方は、頭の中にハテナマークが浮かんでいることでしょう。
ここでは、還暦を祝う時期やお祝いの相場、のしの書き方、還暦祝いをいただいた時のお返しについて解説します。
還暦をいつ祝うか
昔は数え年で年を数えるのが普通だったため、数え年61歳のお正月から節分までの間にお祝いをしました。
現在では満年齢が日常で使われており、満60歳で還暦のお祝いをすることが一般的です。
しかし、「いつお祝いをする」という決まりがあるわけではありません。
満60歳の誕生日前後や、皆が集まりやすい正月、帰省時などを選んでお祝いをする方が多くなっています。
還暦祝いの相場
還暦祝いの相場は住む地域や相手によって変わります。
一般的な相場としては、
贈る相手 | 金額 |
両親 | 10,000~100,000円 |
祖父母 | 10,000~30,000円 |
親戚 | 5,000円~20,000円 |
その他 | 5,000円~10,000円 |
All About(富田いずみ氏), kakaku.com(コミニュケーション研究家 尾塚理恵子氏)、Benesse l ife Smile Shop(現代礼法研究所 岩下宣子氏)、冠婚葬祭おつきあいとお金のマナー(早井千代子氏)参照
のしの表書きと水引
還暦のお祝いに熨斗(のし)をつけると、あらたまった贈り物であるという印象となります。
家族や親戚など親しい間柄では、のしをつける必要はなく、綺麗なラッピングで問題ありません。
表書き
「のし」の表書きは「還暦御祝」「祝還暦」「御還暦御祝」「賀華甲(かこうをがす)」。
水引の種類
還暦を含む長寿祝いは、何度でも繰り返したいお祝い事なので、水引は紅白か金・銀の蝶結び。
還暦祝いのお返し
還暦祝いのお返しは不要とされています。
家族内のお祝いでは「ありがとう」の言葉が一番でしょう。
しかし、知人や遠い親戚からお祝いをいただいた場合や、祝宴を開いた場合はお返しをすることが一般的になってきています。
お返しの相場は、お祝いの金額の1/3~1/2
品物としては、食品(「寿」の文字が入った紅白餅や赤飯、菓子折りなど)や雑貨(風呂敷、花瓶など)、カタログギフトなど
お返しののしの表書きは「内祝」「寿」