大人数で還暦祝いの会を開催してくれた場合や、仕事関係、習い事関係で還暦祝いパーティーを開催してもらった場合など、主役はお礼の挨拶をしなければなりません。
お礼の挨拶を謝辞と言います。
準備をしていないと、まとまりがつかないというカッコ悪い事態になりかねません。
ここでは、還暦祝いの謝辞の基本パターンや挨拶スピーチの例文を紹介します。
長くなると出席者が飽きるので、3分程度を目安に準備するといいでしょう。
還暦祝いの謝辞の基本パターン
還暦祝いのお礼の挨拶(謝辞)の基本パターンです。
相手との関係をふまえて、アレンジして下さい。
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1お礼の言葉
例)「本日は、私のためにこのように盛大な還暦パーティーを開催していただきましたこと、厚く御礼申し上げます。」など。
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260年の人生の回想
例)「私の60年の人生を振り返りますと・・・」など
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3感謝の気持ち
例)「こうして還暦を迎えることができたのも、ひとえに皆様のご尽力のおかげと心より感謝しております」など。
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4今後の抱負や夢
例)「これからですが・・・」「今後の人生設計としては・・」など。
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5 結びの言葉
例)「本日は誠にありがとうございました。」 「本日は、お忙しいところをご足労いただき誠にありがとうございました。」など
お礼の挨拶の例文
仕事関係での還暦パーティーでの謝辞・挨拶
本日は、私のためにこのように盛大な還暦パーティーを開催していただきましたこと、厚く御礼申し上げます。
温かい祝辞やお祝いの品に感謝の言葉もございません。
私の60年の人生を振り返りますと、会社中心の生活、正に仕事一筋でございました。
雨の日も風の日も、足を棒にして毎日取引先を回ったことも、諸先輩方にお叱りの言葉を頂戴したことも、お客様に頭を下げて回ったことも今となっては懐かしい思い出です。
長い会社員生活の中では、失敗も成功も、皆様にご迷惑をおかけしたことも多々ございましたが、入社以来○○年、自分の中では何かを一つ成し遂げたような、清々しい気持ちで満ちております。
そして、このように私が一人前の会社員としてやっていけるのも、ひとえに皆様のご支援、ご尽力の賜物と感謝の念にたえません。
還暦は干支が1週して赤ちゃんに還ると申します。まだまだ気力、体力は若いものに負けないと自負しております。第二の人生を始めるつもりで、これからも様々な事に取り組んでいく所存でおります。
本日は誠にありがとうございました。
親族・友人との還暦パーティーでの謝辞・挨拶
本日は、私のためにこのように温かいお祝いの会を開いていただきましてありがとうございました。心より御礼申し上げます。
皆様と和気あいあいと楽しい時間を過ごしていますと、こうして元気に60歳を迎えることができる幸せを、還暦を笑顔で祝ってくれる家族や友人がいる幸せを、心の底からしみじみと感じる次第でございます。
ささやかな60年の人生を肯定してもらったようなそんな気持ちになっております。
更に、欲も出てまいりまして、70才になっても、80才になっても健康で、家族と友人に囲まれて過ごすことができたらどんなに嬉しいことかなどと考えてもおります。
これからですが、還暦といえども家に閉じこもることなく、旅行に行ったり、美味しいものを食べに行ったり、いろいろなことに興味を持ってチャレンジして、健康と若さを保っていかなければと気持ちを引き締めております。
皆様には引き続き私へのご支援とご協力をお願いしなければなりません。ご迷惑でも、ご面倒でも、今後ともおつきあいいだけますようよろしくお願い申し上げます。
本日はお忙しいところ、ご足労いただきまして、誠にありがとうございました。
これにて感謝の言葉とさせていただきます。